
人間は、自分たちで作った時間と空間の連続性という概念にとらわれているので、あらゆる瞬間に自分は目に前にあるものを創造しているのだ、という内なる知識を失ってしまいました。
別の言葉で言うと、お互いの顔を見るたびに、人は相手を創造しているのです。
あなたが相手に人間を創造し、相手に対する自分の反応を創造し、相手があなたに反応するかということを確実に創造しているのです。
人は反復のパターンにはまってしまっているので、それぞれの瞬間に創造するという喜びを失ってしまいました。
意識的にしろ、無意識的にしろ、人は過去におきたことの記憶にとらわれていて、いつでも過去を捨て去ることができるのだということを忘れてしまっています。
人は自分の意識を
純粋な覚醒という絵の具にひたし、
創造という絵筆で
それぞれの瞬間の絵を描いています。
あなたが設けない限り、限界というものは存在しません。
限界から自分の意識をいつでも切り離すことができるのだということ、切り離したら、意識をもっと大きなものに向けて、広大無辺な「大いなる自己」を体験できるのだということを知っているかぎり、限界をどれだけ創り出しても構いません。
思考が必要でないときは、考えにとらわれるのはやめて、広大無辺さに意識を向けてください。
文献
「バーソロミュー3 大いなる叡智が語る平和への祈り」